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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「世界」》「たくさん現象」に惹かれて (1/2ページ)

 常に路上にある面白い風景を探している。僚紙で路上をテーマとした写真連載を担当しているということもあるが、地味なテーマながら取材を進めてみるとなかなか興味深い。

 街中にある奇抜なデザインのオブジェ、目をひくビルなど。ただ私は、自分の中で「たくさん現象」というテーマを作っている。

 「たくさん現象」とは、同じ標識、カーブミラー、マンホール、黄色いポールなどが路上に並ぶ現象。狭い面積になぜか、同じものがたくさん立っている。それをカメラの望遠レンズで撮影すると、不思議な景色になる。しかし「たくさん現象」を見つけることはなかなか難しい。

 別件の取材で埼玉県秩父市を運転中、ずらっと並ぶカーブミラーをたまたま見つけた。

 市街地にある市道で、自動車の交通量が多い。市道沿いに法務局や住宅街へ延びる細道が並び、それにカーブミラーが立っている。路上のカーブミラーや個人の住宅出入り口などに付けられた鏡は、600メートルの距離に34枚。市の道路維持課によると、“官製”は数本のみで、残りは個人が見通しを良くするために立てたものだという。

 千葉県市原市には、「自転車歩行者専用道路」の標識が並んでいた。青い円に白抜きで歩行者と自転車が描かれた標識だ。国道16号沿いの600メートルの歩道に、40近い同じ標識が等間隔に設置されている。

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