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【夏に潜む病気に克つ10カ条】本当は怖い日焼け 「光老化」でシミ、シワや皮膚がんの危険まで (1/2ページ)

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 夏季は紫外線が強いので「日焼け」をするのは当たり前。そう思って、対策を取らずに毎年繰り返していると、そのツケが年を重ねるごとに徐々に現れてくる。皮膚へのダメージが蓄積して、実年齢以上に見た目が老けてしまうのだ。

 「池袋西口ふくろう皮膚科クリニック」(東京都)の藤本智子院長が説明する。

 「海水浴などで一時的に大量に日光を浴びて、肌が赤くなる炎症を起こす日焼け(サンバーン)は紫外線による急性傷害です。一方で、少量でも長年に渡り紫外線を浴び続けることで起こる慢性傷害もある。それが『光老化』で、シミやシワ、皮膚の良性・悪性の腫瘍となって現れるのです」

 光老化は、表皮の下の真皮にある皮膚の張りを保つ「弾性線維」が変性した病態。弾力を失ったゴムのように、皮膚が厚くゴワゴワになり、色も濃くなる。そのため日光の当たる顔にシワやタルミが増えるのだ。

 通常、加齢による老化では皮膚の厚さや色が薄くなる方向に進むので、そのような変化は起こらない。光老化による老け顔は、加齢による老化に上乗せする形で年相応以上に老けるという。

 「紫外線を浴びた後に肌が黒くなる日焼けは『サンタン』といって、皮膚の防御反応です。紫外線から細胞のDNAを守るために、色素細胞が黒いメラニンという色素を多く作るのです。だからサンタン自体は悪くはない。逆に、肌が赤くなっても黒くならないタイプ(色白)の人ほど紫外線のダメージを受けやすいので要注意です」

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