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【夕刊フジ人生相談駆け込み寺】42歳で働かない長男が心配 野々村直道氏「刺し違える覚悟で最善の道探せ」 (1/2ページ)

 ■今回のお悩み

 長男の先行きが心配でなりません。もう42歳になるのですが、まともに働いたことがないんです。

 大学まで行かせたのですが、「人に使われるのはイヤだ」と言って、就職しませんでした。何度か、「このまま働かないでいるとダメになるぞ」と注意しましたが、「オレはデカいことをやりたいんだ」と聞く耳を持ちません。

 何か悪さをしてはいけないので、今も小遣いを渡して実家に住ませています。息子はこのままでいいのでしょうか。(無職・男性 67歳)

 ■回答者 教育評論家・野々村直通

 残念ですが、親としてお子さんの教育に失敗されたんでしょう。

 こういうワガママで甘えてばっかりという子が今、増えていると思いますよ。お子さんは「デカいことをやりたい」と言っているそうですが、そういう人間は得てして、仕事をまともにしません。「デカいこと」が犯罪につながる恐れすら、あると思います。

 今の学校教育では、「働くことが美徳なんだ」と教えません。「個人の自由」や「個性」「人権」を旗頭に騒ぐ左翼的な人間がいます。そんな人たちは、道徳を教科化しようとしただけで、「価値観を強制するな!」と大騒ぎです。

 だけど、道徳というのは人の道ですから、ものの考え方の基本に置くべきなんです。お子さんはある意味、現代の学校教育の被害者ともいえるでしょう。

 「働く」には、「人」が「動く」という意味とともに、「端」、つまり周りの人間を「楽にしてあげる」という意味もあります。そういう使命感を持っていれば、大学を出て仕事をしないということはないでしょう。