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【飯田達哉 酔いどれ師匠の酒場探訪】店名の最後になぜ読点? お燗にこだわる日本酒ダイニング「えんじゃく、」(東京・池尻大橋) (1/2ページ)

★「えんじゃく、」(東京・池尻大橋)

 東京・渋谷から田園都市線各駅停車で最初の駅、池尻大橋。車が行き交う国道246号を西に歩いていくと右側に焼き鳥屋さん。その2階に昨年オープンした『えんじゃく、』はお燗名人のご主人が切り盛りする日本酒ダイニングだが、なぜ店名の最後に読点(、)が?

 カフェやレストランが多くてシャレた街というイメージの池尻大橋。しかし私にとっては、母の実家である上町に行く時、渋谷からチンチン電車の玉電に乗って通った場所という印象(古い!)。

 ここに昨年8月、日本酒ダイニング『えんじゃく、』をオープンした高木晋吾さんは岐阜県大垣市の出身。名古屋工業大学大学院を卒業後、大手電器メーカーに就職。2008年に退職して翌年、酒販店やダイニングバーで日本酒や和食に関する知識を積み、自分の店を出すに至った。

 店名の由来は? 「えんじゃくというのは『燕や雀のように度量の小さい人』という意味です。飲食業界に長く携わっていない自分はまだまだ小さい人間なので。しかしその後に句点(。)をつけたらそこで終わってしまう。それで読点(、)をつけ、もっと成長するという想いを込めました」と高木さん

 日本酒中心だが、中でも燗酒にこだわる。「さまざまな温度で楽しめる日本酒の魅力を伝えたい」ということで、お燗用のお湯も温度の異なる2種類を用意している。