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【飯田達哉 酔いどれ師匠の酒場探訪】パリの香り漂う日本酒バー 「3bis」(トワビス)東京・人形町 (1/2ページ)

★「3bis」(トワビス)東京・人形町

 東京・人形町の路地、店内が見渡せるガラス戸の前に杉玉がかかっている。おしゃれな外観だが日本酒好きならばピンとくる趣向。ガラス戸には小さく『3bis』の文字。トワビスと読むようだがフランス語? 日本酒の店でなぜフランス語、そして『3bis』とはどういう意味?

 フランス語の理由は、このお店が斜め向かいにあるビストロ『イレール』の系列店だから。店名の由来を両店のオーナーである島田哲也さんに聞いてみた。「3(トワ)というのはこの店が3坪なので。bisは隣という意味があるので、『イレールの隣の3坪の店』ということです。実際には斜め向かいですけどね」

 島田さんは23歳で渡仏、巨匠アラン・パサールに師事してフランス料理一筋に修業。帰国後は東京の恵比寿、白金高輪などで本格的なフレンチレストランのオーナーシェフを務めた。しかし「もう少し気軽にフレンチを楽しんでもらいたい」と、2013年に人形町に移転、オープンキッチンのビストロを始めたのだ。

 そのうちに日本酒の魅力にも惹かれ、一昨年秋に日本酒バー『3bis』をスタートさせた。日本酒バーを仕切るのは、曜日により入れ替わる5人の女将。それぞれ個性的な女将たちは日本酒の好みも様々で、お任せの三種飲み比べはかなり特徴が出る。

 この日、女将を務めたのは発酵料理家でもある真野遥さん。選んだ三種は宮城の墨廼江(すみのえ)、乾坤一(けんこんいち)と熊本の瑞鷹。「東北のお酒が好きですね。夏酒を主体にしました」とのこと。

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