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【安達純子 健康寿命UP術】健康寿命を延ばす「口の中」の健康管理 バランスの良い食事が歯を作り、病気遠ざける (2/2ページ)

 「私が診療する際は、オーラルフレイルやその予備軍の患者さんに食事アンケートを実施。3日間、アメやガム、飲み物などを含め、口に入れるものを全て記入していただきます。それを管理栄養士がチェックし、食事の偏りについてアドバイスを行って、食生活の改善に役立ててもらっています」

 1日3食を摂っていても、肉類や野菜類が少なく、ご飯や麺類、パンなどの炭水化物の摂取量が多い人もいる。お菓子に含まれる砂糖は、虫歯の原因として知られているが、炭水化物に偏った食事でも、歯と歯茎の隙間に無数の菌が繁殖して炎症を起こす歯周病の原因にもなる。

 「砂糖や炭水化物のような糖質をとり過ぎると、歯茎が赤くプヨプヨとした弾力のない状態になりやすく、歯周病を悪化させるのです」

 40代で歯周病と診断されたある女性は、塚原院長の指導を受けて間食をやめ、デザートはなるべく食後にとり、バランスのよい食事を心掛けた。すると、赤かった歯茎はピンク色になり、歯周病の進行を食い止めた。口のケアには食生活の見直しも大切なことを痛感しているという。

 「肉類や魚、大豆、野菜などを取り入れたバランスのよい食事は、生活習慣病の改善で指導されるのが一般的ですが、口腔ケアでも重要なのです」と塚原院長は話す。

 健康寿命を伸ばすためにも歯周病をチェックして気になるときには、歯科医に相談を。

 ■歯周病チェック
 □ときどきハミガキを忘れる
 □口の中がすっきりしない
 □ハブラシをしても口の中がさっぱりしない
 □歯茎の色が赤い
 □歯がぐらついてよく噛めない
 □ブラッシング中に血が出る
 □口臭がある
 ※1つでも当てはまる人は歯周病の可能性がある

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