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【ドクター和のニッポン臨終図巻】加藤剛さん、がんとうまく共生 揺らがぬ心まっとうした人生 (1/2ページ)

★加藤剛さん

 酒も飲まず、タバコも吸わず、ギャンブルとは無縁-。加藤剛さんは昭和の大スターでありながら、豪放な“伝説”とは無縁の生真面目な二枚目俳優でした。

 ここ数年は、テレビに出演されることは少なくなっていましたが、昨年12月に次男で俳優の頼(らい)さん(38)と一緒に『徹子の部屋』に登場。かなり痩せられ、面変わりされていました。このときすでに病気が進行していたようですが、元気に話をされていました。

 あれから半年がたった6月18日に死去。80歳、胆のうがんでした。頼さんによれば、今年3月に体調を崩し、病院で検査したところ、胆のうがんと分かったとのことでした。年末の先の番組に出演した時点では、ご本人はまだ、がんと知らなかったということになります。

 胆のうは肝臓の下にあり、肝臓で作られた胆汁(脂肪を消化するための液体)を溜めておくための臓器です。長さ10センチ、幅は4~5センチほどで洋梨のような形をしています。

 加藤さんがそうであったように、胆のうがんは、自覚症状がとぼしく早期発見が困難ながんの一つです。体重の減少、食欲不振、腹の右上あたりの痛みや膨満感、黄疸(おうだん)などが症状としては挙げられますが、これらの症状が出てきたときにはもう、かなり進行した状態である場合が多いのです。

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