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【飯田達哉 酔いどれ師匠の酒場探訪】昼も夜も来たくなる! お笑いから居酒屋に転身「七ツ半」(東京・江戸川橋) (1/2ページ)

★「七ツ半」(東京・江戸川橋)

 東京メトロ有楽町線江戸川橋駅。目白通りの南側にある地蔵通りは、地域の人たちに親しまれている小ぢんまりとした商店街。店が少なくなった江戸川小学校近くの交差点。右手の店先に黒丸が七ツと半分、そして墨文字で『七ツ半』と書かれた提灯と暖簾がかけられている。

 落語の『時そば』に「今、なんどきだい?」「へえ、九ツで」という有名なくだりがある。七ツとか九ツは江戸時代の時間の数え方。『七ツ半』というのはだいたい午後5時で、開店時間が午後5時なのでこの店名にしたそう。

 しかし私がこの店に最初に入ったのはランチ。仕事先がこの近くにあり、中華料理店から一昨年に現在の店に変わった時に入ってみた。刺し身定食や唐揚げ定食など数種類の定食があるが、主菜はもちろんのこと、自家製のぬか漬けと具だくさんのみそ汁が非常においしいのに驚いた。

 夜は居酒屋というので、ランチがこれだけのレベルなら夜も間違いないだろうと来てみたら、刺し身から天ぷら、揚げ物などすべてがうまくて安い。店主の宮川正さんに店を始めたいきさつなどを聞いたら、また驚いた。

 なんと吉本興業で漫才をしていたというのだ。北九州市出身の宮川さんは福岡吉本にてピンで活動。その後「ナンバーエイト」というコンビを組み、さらに別の相方と「桃組」を結成、上京して東京吉本で活動した。

 2013年に解散、ずっと居酒屋でアルバイトしていたことから料理の腕を磨き、一昨年の10月に『七ツ半』を開店したという。

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