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【阿部亮のつぶやき世界一周】熱中症とミネラルの関係 体内の水分バランスを維持、不足すると高血圧引き起こす

 熱中症の予防について、以前はとにかく水分の摂取が勧められていたが、最近は「水分だけでなく塩分も取って。ミネラルも補給して」に変わった。ただ、塩分を取ると余計にのどが渇くし、ミネラルを補給してと言われても何のことか分からない。なので調べてみた。

 汗を大量にかくと、体内の水分とともにミネラルの一種、ナトリウムとカリウムも流出する。その状態で水だけを大量に飲むと、体内の塩分濃度がさらに低下。すると体は塩分濃度を元に戻そうとして、飲んだ水をどんどん尿として排出してしまい脱水状態に。結果、かえって熱中症を悪化させる。

 人は体重の約60%が水なので体内の水分量はもちろん重要なのだが、体液濃度を維持することが直接命に関わる超重要な問題なので、流出したナトリウムとカリウムの補給が必要なのだ。

 ナトリウムは、細胞内外の体液バランスを維持し、神経機能・筋肉運動を正常に保つ働きがある。ナトリウムが失われると、体内の水分を調整する浸透圧(=濃度の違う液体が同じ濃度になろうとすること)が維持できなくなり、細胞の脱水を進めてしまうことがある。もちろん、過剰摂取にも注意が必要。

 細胞内液に多く含まれるカリウムはナトリウムと協力して体内の水分バランスを維持する役割を担う。ところが不足すると、ナトリウムが水分と一緒に細胞内に入って高血圧を引き起こしてしまう。

 それでは、熱中症になったら、ナトリウムとカリウムはどうするのか? 答えは「経口補水液」を買って飲むのが一番!

 ■阿部亮 北海道札幌西高等学校卒業。19歳で陸路を世界一周。ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」のメインパーソナリティ。ミャンマー、ネパール、カンボジア、ブルキナファソ(西アフリカ)に12校の学校を建設している。

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