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【安達純子 健康寿命UP術】中年期も危ない「フレイル」 バランス食&運動習慣で予防を (1/2ページ)

 年を重ねて生活習慣による高血糖を放置していると、心筋梗塞や脳卒中、認知症のリスクが高まる。さらには、心身機能の低下によって寝たきりにつながる「フレイル」(=体が虚弱な状態)にも陥りやすい。

 厚労省は、2016年度からフレイル対策を実施している。フレイルは高齢者に起こりやすいため、「自分にはまだ関係ない」と思われがちだが、中年期からもフレイルになる人がいる。

 「糖尿病は老化を進めるので、フレイルとの関係が深いといえます。高血糖状態の放置は、筋肉が減ることで、容易にフレイルにつながるのです」

 こう警鐘を鳴らすのは、東京都健康長寿医療センター糖尿病・代謝・内分泌内科の荒木厚内科総括部長。2015年、同センターの糖尿病や高血圧受診者向けに、フレイル外来を開設している。

 フレイルは、(1)筋肉量の減少など身体的な機能低下、(2)もの忘れやうつなど精神的な機能低下、(3)外出しないなどの社会的な機能の低下-の3つから成り立つ。

 中年期でも、筋力が衰えて体力がなく疲れやすいと、休日は家でゴロゴロとしてしまいがちだ。放置していると、何をするのも、おっくうになってやる気も起きない→やがて出勤するのもつらくなる→筋力低下などに拍車がかかり、家の中で転倒骨折-という悪循環に陥る。中年期でもフレイルは起こりえるのだ。

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