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【日本の元気】「世界標準の正確なモノサシ」…7万年分の“歴史”を展示「年縞博物館」開館 (1/3ページ)

 先週の土曜日(9月15日)、福井県年縞(ねんこう)博物館(福井県若狭町鳥浜)がやっと開館日を迎えた。特別館長の任を受けた私も、チームとともにゲストのご案内に駆け回る数日間を過ごした。超ローカル立地だが、開館からの3日間に約4000人が来館され、何ともうれしかった。

 私は中学生の国語の教科書に「年縞」の物語を書いているが、年縞はほぼ全教科書で採用、中学生はすでに年縞の基礎知識を得ている。もっとも、まだ「年縞って何?」という人が圧倒的。今年の「広辞苑・第7版」にやっと記載された新語なのだから。

 年縞は、何とも美しい三方五湖のひとつ、周囲10キロの水月湖の湖底の「泥」から得た。博物館は、その「泥」の現物展示が目玉だが、その泥=年縞がいかにすごいかを伝えるのは難しい。そこで開館式典での「特別館長挨拶」は、「モノ」を駆使し超短時間のプレゼンとすることにした(獨協大学での授業はこの方法で続けている)。

 用意したのは年縞のプリント、切り取ったばかりの葉と枯れ葉、黄色い放射能標識、放射能測定器(別の機械で代用)、火であぶり曲げた定規と真っすぐな定規、針がねじれた時計と真っすぐな時計、動物のホンモノの頭骨、ロゼッタストーンの高さ114センチの原寸大プリントなど。これらを使い、柴又の寅次郎風にこう説明した。

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