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【安達純子 健康寿命UP術】睡眠時無呼吸症候群の治療で夜間頻尿の改善も (1/2ページ)

 健康寿命を縮める認知症や脳梗塞、心筋梗塞などには、寝ている間に何度も呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群が関わってることを先週まで検証してきた。その原因はさまざま。口や鼻から入った空気は、口の奥の軟口蓋(なんこうがい)でつながり、ノドの気道へ送られる。軟口蓋が舌のつけ根や脂肪などで塞がれると、空気は通れずに無呼吸になる。太っている50~60代に起こりやすい。

 「一般に、太った男性で大いびきをかく人の発症リスクが高いといわれますが、必ずしもそうとはいえません。顎が小さい痩せた人でも発症し、患者さんの中には、若い女性もいます」

 こう話すのは、日本医科大学呼吸ケアクリニック(東京都千代田区)の木田厚瑞所長。呼吸器疾患の診断・治療の第一人者で、睡眠時無呼吸症候群にも力を注いでいる。

 「睡眠時無呼吸症候群は、生活習慣病や認知症などに関わりますが、健診の項目に入っていません。そのため気づかずに放置し、他の病気を悪化させている人が少なからずいると想定されます。これは非常に問題です」

 いびきの大きさや無呼吸の状態は、寝ているときにはわからない。いびきではなく「う~」といったうめきで、睡眠時無呼吸症候群になっている人もいる。また、睡眠時無呼吸症候群では夜間の睡眠が妨げられるため日中に眠気が生じやすいが、多忙のため睡眠時間が短いと気づきにくい。自覚するのが難しいのだ。

 「女性では日中の強い眠気を感じていない人もいます。男性と女性では睡眠時無呼吸症候群の症状が、少し異なるようなのです」

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