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【食と健康 ホントの話】ココナッツオイルの欠点改良した「MCTオイル」 がんや認知症への効果に期待 (1/2ページ)

 ココナッツオイルの摂り過ぎはよくないようだ、と先週紹介したが、最近この油脂の欠点を改良した「MCT」という食用油が評判だ。

 ココナッツオイルは約60%が中鎖脂肪酸で、残りの多くが長鎖脂肪酸だ。体に良いとされているのは、すぐにエネルギーになり体脂肪になりにくい中鎖脂肪酸が多く含まれているためだが、大量に摂るとNGなのは、LDL(悪玉)コレステロールを増やす長鎖脂肪酸がそれなりに含まれているため、と考えられる。飽和脂肪酸(動物性脂に多く含まれる、常温で固形・半固形の油脂)を多く摂らないほうがいいのと同じ理屈だ。

 こうした中、中鎖脂肪酸100%の油脂が市販されるようになった。それがMCT(Medium Chain Tri-glyceride=中鎖脂肪酸)オイルだ。ココナッツオイルとは違い、無味無臭で食べやすい。

 MCTは、実は40年以上も前から医療現場で治療用の栄養素として使われている。高齢者の在宅医療・在宅支援にも力を入れている田無病院(西東京市)の丸山道生院長はMCTについてこう説明する。

 「栄養障害のある場合の効率の良い栄養素として、また、ケトン(ブドウ糖に替わるエネルギー源)を効率よく体内で作る栄養素として、MCTは医療現場の広い範囲で使われるようになっています」

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