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【教えて!愛先生の漢方相談】風邪やインフルエンザにかかりやすい… 日頃から体を鍛えて抵抗力を (1/2ページ)

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 風邪やインフルエンザにかかりやすい体質の人は、秋から冬にかけてゆううつになる。今からできる対策があるのだろうか。

 【IT系企業・エンジニア Kさん49歳】

 風邪をひいている人が近くにいると、必ずうつってしまう。治りそうになるとまた風邪をもらってしまうこともある。秋から冬は常に風邪をひいているような状態。そして、秋は必ずインフルエンザの予防接種を打つがその甲斐もなく、かかってしまう。体質のせいなのか。

 【主訴】虚弱。風邪をひきやすい。

 【相談】

 愛先生 そんなに風邪をひくとは。これからの季節は恐怖ですね。

 Kさん そうなんですよ。うちには小さい子がいるんで余計に風邪をうつしあってしまうので、治っている暇がないんです。この時期は、どうして、ひきやすくなってしまうのでしょうか?

 愛 まず、鼻や喉の風邪は上気道にウイルスが入り込み感染し炎症を起こすことで始まります。風邪の原因となるウイルスは年中飛んでいます。秋冬はライノウイルスやRSウイルス、インフルエンザウイルスなどが増えます。秋冬の乾燥している環境で、ウイルスも水分量が減り乾燥して飛散しやすくなります。その結果、風にのって遠くまで飛んだり、長時間空中を浮遊することができるようになり、空気と一緒に吸い込み感染する機会が増えてしまうのです。

 K ウイルスの飛散量が増え、吸い込みやすい季節ということですね。恐ろしいですね。

 愛 体を日頃から鍛えて抵抗力をつけないといけません。漢方医学では体の弱い体質を腎虚(じんきょ)と呼びます。代表的な漢方薬には、八味地黄丸(はちみじおうがん)や麦味地黄丸(ばくみじおうがん)などがあります。あとは、疲れている時も抵抗力は落ちやすいので、そんな時は補中益気湯(ほちゅうえっきとう)もおすすめです。