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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「爽」》ずっと長かった髪を、ばっさり切った。 (2/2ページ)

 Sちゃんはそれから数日かけて原因を分析したそうだ。しばらくしてその結果を報告してくれた。それによると、彼女がオーダーしたのは映画雑誌に載っていた米女優、ハル・ベリーの髪形。しかし実際はその横に載っていた米俳優、デンゼル・ワシントンの髪形にそっくりで、オーダーを間違えられたに違いない、という。

 私はその雑誌を見ていないので、Sちゃんがどっちの髪形になったのかは分からない。彼女なりの冗談かもしれない。しかし、もともとショートの似合うSちゃんですら、切りすぎると周囲が心配するほどの結果になったのだ。「自分にショートは似合わない」とずっと思っていた私は、失敗が怖くてなかなか踏み切れずにいた。

 それでも、四半世紀もロングにしていたら飽き飽きしてきて、「大胆に髪形を変えてみたい!」という気持ちが次第に強くなってきた。ボブにとどめておくことも考えたが、「中途半端に切ってお笑い芸人の永野みたいになったら…」という恐怖もあった。

 最終的に思い切ることができたのは、長年担当してもらっている美容師さんへの信頼が大きい。私に似合わないと思えば「やめたほうがいい」とハッキリ言ってくれるからだ。結果、私が思い描いていたイメージと、私に合うスタイルをうまくすりあわせてくれた。

 この秋冬は短い髪がトレンドで、カットのオーダーが相次いでいるそうだ。髪にかぎらず、自分には似合わない、好みじゃないと思っていたスタイルも、挑戦してみれば案外しっくりくることがあるんじゃないか。似合えば好きになるかもしれないし、きっと楽しい。そんな前向きな気持ちにさせてくれた出来事だった。(蜂)

 新しいものには警戒心が強い、保守的な性格の30代記者。

【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。10月のお題は「爽」です。