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【どこまで分かる その検査】40代後半以降の認知症が不安な人に 「アミロイドPET検査」 (2/2ページ)

 「この検査のポイントは、認知症を発症する前にアルツハイマー型認知症に移行するかどうか予測できることです。だから、将来のリスクに備えるために、認知症発症前の40代後半以降の方で、不安に思っていれば受けるといいでしょう」

 発症前の予備軍にMCI(軽度認知障害)という状態がある。しかし、MCIは鬱状態や加齢でも起こり、また他のタイプの認知症の前触れの場合もある。同院のこれまでのデータによると、MCIと診断された人でアミロイドβの蓄積が陽性の割合は40~50%で、うち年間約20%がアルツハイマー型認知症に移行。認知機能が正常な人でも10~20%は陽性で、うち年間約10%がMCIに移行するという。

 しかし、現時点では認知症の進行を遅らせる薬しかない。リスクを知って逆に不安にならないか。

 「いまアミロイドβを除去するなどの2種類の新薬の治験が最終段階にきてきます。あと2~3年でアルツハイマー型認知症の根治薬が登場すると見ています」

 発症を遅らせることは無意味ではないのだ。

 【検査費用は?】自由診療で医療機関によって異なる。湘南厚木病院の場合、アミロイドPET検査(MRI検査や神経心理検査なども含む)は15万円(税抜)。

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