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【宴会シーズン突入「脂肪肝」を撃退せよ】“集中”運動の落とし穴…生活バランスを崩す誤った運動方法に注意! (2/2ページ)

 「たとえば、患者さんの中には、左ひざの痛みに堪えながら毎日のウオーキングをしていた人がいました。当センターへ受診されて調べたところ、左ひざをかばいながら歩くことで、右足や骨盤にダメージを与えて、さらに体の痛みが悪化したのです」

 同センターでは、体力・運動機能検査(筋力測定や心肺機能測定、バランスや柔軟性など)および栄養状態などの生活習慣をチェックし、個人に適したトレーニングを指導している。日常の運動が難しくうまく体が動かせない人でも、障害発生の危険度が低い新しい運動方法(宇宙飛行士の全身振動トレーニング)などで、筋力アップと脂肪肝改善などを実現。適切な指導と運動で、人にもよるが数週間で脂肪肝の解消につながる。

 「関節などに故障を抱える人や、脂肪肝以外の心臓などの別の臓器に病気を抱えている人は、まずは専門家の指導を受けた上で、正しい運動法を身につけていただきたいと思います」

 年末は忙しくて運動は面倒と思っていると、体脂肪は増え筋肉の量や質は低下し、比例して脂肪肝もつきやすくなる。しかも、筋肉の量や質が悪くなると、臓器や血管に悪影響を及ぼす物質も放出され、不健康に拍車がかかる。

 「運動習慣をプレッシャーに感じないように、私たちは指導しています。楽しく日常生活で体を動かすようにすることが大事です。デスク作業が多い人は、昼休みに人と話しながら廊下を歩く、ちょっと階段を使ってみる、隙間の時間に座ったまま、簡単なストレッチをするなど、自分の日常生活パターンを把握して、できることから始めてみてください」

 運動の最中に痛みを感じたら医療機関へ。無理のない範囲でこまめに体を動かすようにしよう。(安達純子)

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