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【ドクター和のニッポン臨終図巻】歌手・成田賢さん 半生は病との闘いも…つらさ隠し生涯現役貫く (1/2ページ)

 この10月、東京・大井町で尊厳死についての講演会をしました。会場ロビーに〈GSフェスティバル〉という12月のライブのポスターが貼られていました。ジャッキー吉川とブルーコメッツの三原綱木さん、ザ・タイガースの加橋かつみさん、ミッキー吉野さんなどGSの錚々(そうそう)たる顔ぶれにこの人の名を見つけました。ザ・ビーバーズの成田賢さんです。

 『サイボーグ009』や『電子戦隊デンジマン』の主題歌など、アニソン界の帝王としての方が広く知られているかもしれません。「キャラメルコーン」のCMソングなどでも、抜群の声量で活躍されました。

 12月にライブで歌う予定があったほどお元気だった成田さんですが、11月13日に急死されました。享年73。死因は肺炎との報道です。直前までブログを更新し、おしゃれな自撮り写真も掲載していますから、ご本人も予期せぬ死だったことでしょう。11月6日には、「風邪気味なのでもう眠ります」とツイートをしています。

 これからの季節、風邪とともに肺炎も増えます。肺炎は軽く考えてはいけません。がん、心疾患に続き現在わが国の死因の第3位が肺炎です。年齢が上がるほどその死亡率が増えていきます。一言で肺炎といっても、細菌性肺炎、ウイルス性肺炎、マイコプラズマ肺炎、レジオネラ肺炎等、病原となる微生物によって様々な病態があります。ちなみに後期高齢者の肺炎は嚥下機能の低下に伴う誤嚥性肺炎が大半を占めます。

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