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【食と健康 ホントの話】BMI27の「けっこう太め」が長生き (1/2ページ)

 メタボリックシンドロームを解消するために、あるいはならないために日々努力している我々にとてもなじみのあるのが、肥満指数BMIだろう。計算式は、《体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)》。

 これまでは、BMI22がいちばん長生きすると考えられてきたが、最近の世界中の研究、調査では「小太りが一番長生きする」という結果になっている。

 その「小太り」はどこまで許されるのか。これまでのイメージでは、日本では「肥満」に属する境界のBMI25くらいだろう。しかし、医療施設で患者の栄養を管理する「栄養サポートチーム」を日本に浸透させた、藤田医科大学(愛知)医学部外科・緩和医療学講座の東口高志教授は、「現在ではBMI27が一番長生きする」と話す。

 これは世界的に証明されていて、たとえば日本の国立がん研究センターが2011年に行った調査「肥満指数(BMI)と死亡リスク」では、「25~27」が最も長生きだ。また、13年に米疾病対策センターが世界各地の97研究(288万人)を評価したところ、BMIが25以上30未満の人では、普通体重(BMI18・5~25未満)と比べて死亡リスクが6%低下しているという。

 「現代の世界のBMIの平均は28で、日本は24・5です。中高年までは希望があればダイエットに励んでもいいと思いますが、65歳以上になったら、ちょいデブではなく、けっこう太めを目指してほしいのです」(東口教授)

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