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【食と健康 ホントの話】認知症リスクの「ゴースト血管」を予防する食品 (3/3ページ)

 松永准教授は、「三次元微小血管モデル」という、毛細血管がスライドグラスのチップ上に作製されたものを作り、通常体内で行われるために見えない反応を“見える化”した。血液がもれやすくなる処理をしたチップと、血管の安定化を促すとされる「ヒハツ(ロングペッパー)」の溶液を施したチップとで比べると、後者はもれを抑えることがわかった。

 「このような結果から、Tie2を活性化させる物質が、血管の細胞同士の結合を強化する、ということが評価できます」(松永准教授)

 その他にも糖質を多く取ることなどによって起こる高血糖や終末糖化産物(AGE=老化を進める原因物質で強い毒性を持つ)が、内皮細胞の変性を起こすことなども、松永准教授は実験によって明らかにしている。

 「11月に発売された『現代用語の基礎知識2019』(自由国民社)でも、ゴースト血管が取り上げられています。これからも、毛細血管と健康の関係についての理解がさらに深まることを期待しています」(同)

 手軽にゴースト血管を予防するなら、シナモンティーやルイボスティーがおすすめだ。(医療ジャーナリスト 石井悦子)

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