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注文と違う料理が出てきたらお金を払わずに帰っても法的に問題ない? (1/3ページ)

 街中に出てみれば、外国語を耳にしない日はないくらい日本にも、さまざまな外国人が生活している。しかしこうしたグローバルな風景は、日常に些細な問題を生じせしめている。筆者がある日、とある韓国料理店で食事をしていると、別のテーブルで店員と客が揉めていた。どうやら日本語に不慣れな店員が注文を聞き違えて、違う料理を提供してしまったようだ。客は提供後にそれに気づいて、結局お金を払わずに出て行ってしまった。料理は一応出されているが、注文と違うからお金は払わなかったということは、法的に認められる主張なのだろうか。

 ■法律上認められる契約の解除には、2つのステップが必要

 まず冒頭で挙げられた疑問に関して、飲食店における「契約」とは何を指すのかというところから、富士見坂法律事務所の井上義之弁護士に取材し、解説してもらった。

 「契約は、申込と承諾によって成立します。飲食店の例で言いますと、客がメニューを見て何を頼むかを決めて店員に声をかけ、例えば『エビフライ定食をください』と注文するのが契約の『申込』にあたります。そして、店員が『かしこまりました』と注文を受けるのが契約の『承諾』にあたり、これによって契約が成立します」(井上弁護士)

 では本題に移って、申込と異なる料理(例えばアジフライ定食)が出てきた場合には、客が法的にとれる行動とはなんだろうか。

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