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【ドクター和のニッポン臨終図巻】ユーチューバー・エイジさんの死に思う、水難事故の恐ろしさ (1/2ページ)

 「大きくなったらYouTuberになる!」

 おばあちゃんにそう宣言している男の子を見かけました。時代は変わりました。聞いたこともない職業が、いつのまにか世の中の最先端にあると感じるこの頃です。

 きっとこの少年が憧れているのは、大人気YouTuber「アバンティーズ」。そのメンバーの一人であるエイジさんの訃報が、お正月のTwitterに溢れていました。

 所属事務所の発表によれば、1月1日、休暇で訪れたサイパンで高波にさらわれて死亡。22歳でした。救出後、懸命な救命措置が行われたものの搬送先の病院で息を引き取ったとのことです。

 その場に一緒にいたYouTuberの友人は「目の前で沈んでいるえいちゃんを、自分の力では水の外に出してあげられませんでした」と悲痛なコメントを発表しています。目の前で友をなくすことが、どれほど辛いことか…。でも決して自分を責めないでほしいです。

 水難事故に遭った人を助けることはその道のプロでもなかなか難しいものです。

 私もこの原稿を書きながら、溺れて亡くなった何人かの知人の顔を思い出しています。どの人も泳ぎが下手な人ではありませんでした。むしろ得意な人のほうが水を怖がらない分、危険な目に遭いやすいのかもしれません。

 改めて、「溺れる」とはどういうことかを説明しておきましょう。

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