記事詳細

【松浦達也 肉道場入門!】呑みの街に絶妙な内臓料理「チートのしょうが炒め」 横浜・日ノ出町「第一亭」 (1/2ページ)

★絶品必食編

 横浜の野毛あたりと言えば「呑み」の町だが、実は肉の町でもある。焼き鳥店だけでも軽く30軒はあるし、ホルモンを出す店だって同じくらいはあるだろう。

 なぜなら何も知らなければごくありふれたように見える大衆中華料理店にさえ、充実の内蔵料理があるからだ。

 「第一亭」(横浜市中区日ノ出町)。創業は1959(昭和34)年だから、のれんを掲げてもう60年になる。もともとは地元客中心に営業していたが、数年前にはテレビ版「孤独のグルメ」の舞台にもなり、現在では行列が当たり前の超人気店となっている。

 この店には数々の臓物系人気メニューがある。何しろ店の看板の「第一亭」という文字の下に「豚足 豚耳 豚尾 豚舌 豚頭肉」と、これでもかというほどの「豚」の文字が躍る。のれんをくぐって活気に湧く満席の店内で、注文の声が多く響くのが「チートのしょうが炒め」、通称「チート」である。

 その正体は何か。一般的には「ガツ」と呼ばれる豚の胃袋だが、この店では長く「チート」と呼ばれている。なんでも豚の納品業者のニイちゃんが「チート」と呼ばれていたことが由来なのだとか。

 豚の胃袋とせん切り生姜を炒めて、塩と酢、中華スープの味を含ませ、片栗粉でとろみをつける。

関連ニュース