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【ぴいぷる】『トリセツ』で育む社会性 人工知能研究者・黒川伊保子さん「日本に社交界をつくりたい」 (1/3ページ)

 「マニュアル車を滑らかに運転しようと思ったら、必ずクラッチを踏むじゃないですか。それと同じように女性には共感が必要で、共感してもらうことで気持ちを切り替える、つまりギアチェンジをしているんです」

 妻やパートナーとの関係を円滑にするため、世の男性に求められる「共感」をこう説明する。

 大学卒業後、コンピューターメーカーで人工知能(AI)を研究していた1980年代、男女で脳に違いがあることを発見した。

 最近では、男女で異なる脳の働きに起因するトラブルへの対処法を紹介した著書『妻のトリセツ』(講談社+α新書)が大反響を呼んだ。昨年10月に発売されると13週連続の重版を記録し、14刷10万部のヒットとなっている。

 同書を読むと、夫婦関係に悩む世の男性には、まさに目からウロコともいえる妻への接し方が記されている。「妻という存在について、あまりにも夫たちが知らないので、妻の脳の中で、どんな電気信号が起こっているから何をすればいいのか、という取扱説明書です」と語る。

 同書では、冒頭で紹介した「共感」という行為の必要性に加え、負の感情に伴う体験記憶の引き金である「ネガティブトリガー」の減らし方、その逆の「ポジティブトリガー」の作り方を紹介している。

 「女性の場合には、自己と子供を守らないといけない。これから先の人生で危険な目に遭わないため、怖い思いやひどい思いをしたことは忘れないようにできているわけです。だから、ネガティブトリガーはゼロにはできないんです。ネガティブトリガーを引かせる隙がないようにし、ポジティブトリガーを作り、それをうまく引くことが大事です」と話す。

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