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【ぴいぷる】『トリセツ』で育む社会性 人工知能研究者・黒川伊保子さん「日本に社交界をつくりたい」 (3/3ページ)

 長寿化が進む現代社会は、「人生100年時代」に突入しつつある。それは個人の寿命が伸びるだけでなく、夫婦関係の長期化も意味する。

 100年時代の到来を見据え、「例えば30歳で結婚した場合、結婚30年で還暦を迎え、定年の声を聞きます。100年時代では、夫婦生活がそこからの方が長くなるんです。夫婦関係を再構築していないと大変なことになります」と警鐘を鳴らす。

 近年では「定年離婚」「熟年離婚」という言葉が世間をにぎわしている。「60歳を過ぎた世代が、どれだけ社会性を楽しめるかが勝負だと思います」と語った。

 これからの日本にこそ、社交界が求められているようだ。(ペン・森本昌彦 カメラ・酒巻俊介) 

 ■黒川伊保子(くろかわ・いほこ) 人工知能研究者、脳科学コメンテーター、感性アナリスト、随筆家。1959年12月15日、長野県生まれ。59歳。奈良女子大学理学部物理学科卒業。コンピューターメーカーなどを経て、2003年に感性リサーチを設立し、代表取締役。『女の機嫌の直し方』(インターナショナル新書)、『ヒトは7年で脱皮する 近未来を予測する脳科学』(朝日新書)など著書多数。

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