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【甘く見てはいけない 前立腺がん最新治療】「無症状」の早期で見つける方法は… 50代から定期的に検診を (1/2ページ)

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 日本の男性のがんの罹患(りかん)率で、胃がんに次ぐ2位にランクされる前立腺がん。高齢社会の進展とともに、その存在感は年ごとに増している。

 半面、早期発見で助かる可能性の高いがんとしても知られるこの病気。今回は診断法について解説する。

 前立腺がんを、自覚症状を頼りに見つけ出すのは困難だ。頻尿やおしっこが出づらい、血尿、精液に血が混じるなどの症状が見られることもなくはないが、実際には症状がないことのほうが多いのだ。特に早期では、基本的に「無症状」と考えたほうがいい。

 では、どうすれば前立腺がんを早期で見つけることができるのか。古くから用いられる方法に「直腸診」という方法がある。

 「肛門から医師が指を入れて、直腸越しに前立腺を触って“硬さ”を診る方法です。がんがあれば明らかに硬さが違います」

 と語るのは、東海大学医学部付属病院泌尿器科准教授の小路直医師。同医師によれば、がんがある時の前立腺の固さは独特だという。

 「本来の前立腺は柔らかいけれど、がんがあると“手をギュッと握ったときの親指の根元の関節の筋肉”と同じ硬さの弾力になるんです。泌尿器科医が触ればまずわかります」

 ただし、この方法は、がんが直腸越しに触れる位置になければわからない。この領域にがんができる確率は、前立腺がん全体の6割程度。では残る4割はどうすれば見つかるのか。

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