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【安達純子 健康寿命UP術】老化予防の男性ホルモンアップ法 運動や趣味は生活習慣病予防にも効果 (1/2ページ)

 健康寿命を延ばすためには、活動的な毎日を過ごしたい。だが、加齢とともに体力は低下し、趣味などへの興味が薄れてしまうことがある。それに関わる大きな要因のひとつがホルモンだ。ホルモンの種類は数多く、血圧調整や酵素の働きなどさまざまな役割を担っているが、とくに男性にとって重要なホルモンといえば、男性ホルモンのアンドロゲンである。

 女性ホルモンは閉経後の急激な減少で、骨粗鬆(こつそしょう)症や生活習慣病の後押しをすることが広く知られている。近年、男性ホルモンの減少も老化に関わることがわかってきた。

 「アンドロゲンは、生殖以外に骨や筋肉、脳の機能に関わります。それぞれの臓器の細胞には、アンドロゲンを受け取る受容体があり活用しています。アンドロゲンは男性の活力を支えており、アンドロゲンが減少すると、骨や筋肉、脳などの機能が低下してしまうのです」

 こう説明するのは、東京都健康長寿医療センター研究所老化制御研究チームの高山賢一研究員。悪性度の高い前立腺がんの遺伝子レベルのメカニズムを研究する一方、ホルモンと老化の研究にも力を注いでいる。

 高山氏は、約2年半前に現職となる前、東京大学医学部附属病院老年病科で、骨粗鬆症や認知症などの老化に関わる病気の診断・治療を行った経験を持つ。そのとき感じたのが、男性ホルモンや女性ホルモンと老化の関わりだったという。

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