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【ベストセラー健康法】腰以外の体の硬さが原因? 「腰痛」の仕組みを正しく知る (2/3ページ)

 腰痛患者の多くが「治らない」「治せない」とあきらめているが、そうではないと説く。治すべき腰痛の原因を正しく捉えていないのだ-と。

 原因はさまざまだ。大きく分けても、(1)骨折や椎間板ヘルニアなどの骨疾患(2)生活習慣による痛み(3)体の硬さから来る“腰以外の部位”の硬さによって起こる痛み(4)“痛い”と思い込む心の問題(5)痛みを過敏に感じ取る脳の不調(6)睡眠環境の悪さが招く痛み-等々。

 このうち(1)は、専門医による治療の対象となるが、(2)~(6)については本書で詳しく解説されている。つまり、「医療機関で検査はしたものの特に問題が見つからなかった」という腰痛持ちの人をまとめて面倒見ようという内容なのだ。

 (2)の「生活習慣」であれば過食などの習慣が、(3)の「体の硬さ」とは、肩甲骨や胸椎、股関節、足首などの柔軟性が失われることで腰に負担がかかっているケースを紹介、対策を解説する。

 (4)は心の問題だ。精神的なストレスが痛みを生み出すことがあるが、その痛みがストレスを呼ぶことで負のスパイラルに陥っているケースは少なくない。

 (5)の「脳の不調」は(4)とも連動する部分があるが、脳が痛みに対して過敏な状態になると、普段なら痛みと感じないことを、誤って痛みとして認識してしまうケース。本来人間の脳は、痛みが起きたときに症状を和らげようとする働きを持っているが、ストレスなどが強いとその作用が弱まり、必要以上に痛みに対して敏感になってしまうのだ。