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【生涯現役脳をめざせ!】危険な早朝高血圧、病気由来のものも… 知っておきたい「高血圧」の豆知識 (2/2ページ)

 【病気由来の高血圧もある】

 朝田 病気の症状としてあらわれる2次性高血圧(検査によって原因が特定できる高血圧。それ以外の詳細な原因が不明の高血圧を、本態性(ほんたいせい)高血圧と言う)について教えてください。

 竹村 よく知られているものに、副腎ホルモンの異常である原発性アルドステロン症や褐色細胞腫(副腎の腫瘍)などのホルモンの病気、慢性腎臓病、腎血管性高血圧(腎動脈狭窄症)、薬剤誘発性高血圧などがあります。

 これらは治療や手術などによって改善します。2次性高血圧は高血圧全体の10%に満たないですが、専門医はまずこれらの可能性を否定したうえで、お薬による治療や生活習慣指導を行っています。

 朝田 それ以外の9割の高血圧は、やはり生活習慣の改善が必須ということですね。ありがとうございました。 (協力・東京医科歯科大学)

 ■朝田隆(あさだ・たかし) 1982年東京医科歯科大学卒業。メモリークリニックお茶の水理事長、東京医科歯科大学医学部特任教授、医学博士。数々の認知症実態調査に関わり、軽度認知障害(MCI)のうちに予防を始めることを強く推奨、デイケアプログラムの実施など第一線で活躍中。『効く!「脳トレ」ブック』(三笠書房)など編著書多数。

 ■竹村洋典(たけむら・ようすけ) 早稲田大学理工学部から1982年防衛医科大入学。1991年米国テネシー大学にて米国家庭医療専門医取得。その後、防衛医大病院、三重大学医学部附属病院を経て2011年から三重大学医学部教授、2018年7月より現職。