記事詳細

【おやじ酒場】魂こもった「手作り餃子」 “レトロ中華”が味わえる「幸楽」  (1/2ページ)

★居酒屋・中華「幸楽」 JR総武線、都営地下鉄新宿線本八幡駅

 秋葉原から総武線に揺られて江戸川の鉄橋を渡ってガタゴト20分。かつては“千葉の鎌倉”ともうたわれた本八幡。作家・永井荷風が終生過ごした街としても知られるが、駅周辺は次世代タウンとして進化が続く。この再開発を逃れ、ディープな雰囲気を残した狭い路地にたたずむ“レトロ中華”でチョイと一杯を決め込んだ。

 JRの改札を出て南口。高架線脇の小路を東京方面に行くと、雷門模様に囲まれたデッカイ看板に「この先 中華居酒屋 幸楽」と文字が躍る。橋田ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』で五月(泉ピン子)が切り盛りの店と同じ店名だ…と思いつつ歩き続けると、赤・緑・紺の色分けで染め抜いた派手な暖簾(のれん)がゆらゆらと手招く。

 扉を開けるとテレビから「ハッケヨ~イ」と大相撲中継。左側には4人用テーブル席。厨房(ちゅうぼう)をL字に囲んだ10席ほどのカウンターが並ぶ。片隅に腰をかけて「生ビール」(450円)でのどを潤そう。

 冷え冷えジョッキを運んでくれたコント55号の二郎さん似の大将は坂上建次さん。「ビールには魂のこもった『幸楽自慢の手作り餃子』(300円)がピッタリ合うよ」。お願いする。アツアツの肉と野菜のうま味がジュワーっと口の中に広がる。モチモチとパリパリが共存した皮にニンニクも効くぅ~。「ウチの餃子を食べていると風邪なんかひかないよ」。一度食べたら忘れられない絶品の味だ。