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【人生100年時代のリバースモーゲージ活用法】兄弟の“争族”回避など相続の問題解決も 1人暮らしなら老後の医療費や介護費用としても (1/2ページ)

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 「リバースモーゲージ」の一般的な利用法は、自宅不動産を担保とした老後の生活資金や住宅のリフォーム資金、高齢者住宅への入居一時金などの借り入れだ。だが、融資金の使途が自由な銀行の「リバースモーゲージ」なら、もっと多くの活用方法がある。たとえば、相続対策だ。

 主な資産が自宅しかないという親が亡くなった場合、相続税の心配はそれほど必要なくても、兄弟が何人かいる場合、どのように相続するかで揉(も)めることがある。

 親の自宅不動産を売却して、その売却代金を兄弟それぞれで相続できたら、それほど問題は起きないかもしれない。だが、なかなか売却ができなかったり、不動産市況が低迷していて、安くしか売れないタイミングという時もある。そうした場合、兄弟で親が残した自宅を共有で相続するということもできるが、そうすると、売却も全員の合意がなければできない。売却するまでの間、相続税がかかるのであれば相続税の支払いはあり、また所有していれば、固定資産税の支払いもある。

 親が預貯金などの金融資産も持っていた場合、兄弟の1人が親の自宅を相続し、他の兄弟は金融資産を分けることで問題なく相続できればいいが、金融資産が少なかったり、ほとんどない場合は、兄弟同士で遺産争いをする“争族”になりかねない。

 こうしたケースでは、1人が自宅不動産を相続し、不動産を相続した人が、他の兄弟に現金(代償金)を渡し、相続する資産のバランスを取る方法がある。これも、不動産を相続する人が、兄弟に渡すお金を持っていなければできない。

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