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【大崎裕史 麺喰いにつき】“昔風”の懐かしさと“今風”の切れ味… 王道行く鶏と魚介の中華ソバ2軒 (2/2ページ)

 次は昨年12月1日にオープン「中華そば さわ」。中板橋駅から近く、商店街になじんで存在していた。カウンターのみで店主が1人でやっているが新店にも関わらず、機敏でさっそうとしており、昔からあった店のよう。やはりウリは中華そばで醤油と塩があり、醤油の特製にした。

 具は味玉、低温調理の肩ロースチャーシュー2枚、ショウガが効いたたっぷり餡のワンタン2個、メンマ、青ねぎ。お得感があるのでこちらも特製をオススメしたい。スープは丸鶏・鶏ガラなどの動物系と煮干し・かつお節などの魚介から取った清湯。個性のある「今風」ではなく、王道をゆく鶏魚介清湯である。

 麺はやや加水低めの中細ストレート。麺も具もスープもそつなくまとまっており、際だった特徴がなくても「おいしいラーメン店には人が並ぶ」というのを証明している。

 ラーメン食べたいな、と思ったときにこういう味の店が近くにあったらうれしい、そんな2軒。

 ■ラーメン耳寄り情報

 中華ソバ ちゃるめ(京急空港線糀谷駅) 昔風の懐かしさと今風の切れ味を兼ね備えた多くの人に永く愛されそうな中華ソバを出す新店。店主のキャラもいい。ワンタンやチャーシュー、味玉も入る「特製」がオススメ。

 ■大崎裕史(おおさき・ひろし) 自称「日本一ラーメンを食べた男」。2018年2月現在で1万2300軒、2万5000杯のラーメンを食破。株式会社ラーメンデータバンク代表取締役、日本ラーメン協会理事。Webおよび携帯の「ラーメンバンク」を運営している。

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