記事詳細

【食と健康 ホントの話】一生歯を残すために必要な「6大栄養素」とは? (1/2ページ)

 高齢になっても、人の手を借りずに生活ができる健康寿命を延ばせるかどうかは、自分の口でものを食べられるかどうかで決まってくる。

 手術後の患者や、嚥下(えんげ=飲み込み)機能が低下した高齢者に行われることが多い「経管栄養」は、胃や腸、鼻からチューブを通して栄養を送る方法だが、基本的には暫定的に行うもの。口から食べて栄養を摂らないと、いくら経管栄養等で補っても、サルコペニア(筋肉減少症)や寝たきり一歩手前のフレイルという状態になり、自立した生活が難しくなることが医学的に明らかになっている。

 一生自分の口から食べられるようになるために大切なことの1つは、歯をできるだけ残すことだ。厚生労働省や日本歯科医師会が推奨している「8020運動」は、80歳になっても20本以上の歯を保つことを目標としている。

 大人の歯、つまり永久歯は、親知らずの4本を除き28本ある。歯の欠損が8本くらいまでであれば、ブリッジや部分入れ歯などで治療してきちんと噛めるようになるが、それ以上歯を失うと咀嚼(そしゃく)が十分にできなくなり、必要な栄養がしっかり吸収できなくなる。

 歯を失う主な原因は、歯周病と虫歯。特に歯周病を防ぐことが必須だ。それらを防ぐためにも、栄養は大切なことがわかっている。口腔細菌研究が専門の、鶴見大学歯学部探索歯学講座(横浜市)の花田信弘教授は、次の栄養素が不足すると、歯が欠損する可能性が高くなると指摘する。

関連ニュース