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【どこまで分かる その検査】内臓脂肪CTでメタボの質や量を正確に測定「ファットスキャン」 当日に医師からの結果説明 (1/2ページ)

 心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患の発症リスクが高まる「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」(以下、メタボ)。国内では「内臓脂肪型肥満」の人に、「高血糖」「血圧高め」「脂質異常」のうち2つ以上が該当すれば診断される。

 メタボ健診では内臓肥満型脂肪の判断基準として、ヘソ周りの腹囲が規定値(男性85センチ以上、女性90センチ以上)より大きい場合としている。これは「内臓脂肪面積100平方センチメートル」以上に相当する基準とされているからだ。また、BMI(肥満指数)25以上は保健指導の参考とされる。

 しかし、腹囲計測やBMIでは、本当に内臓脂肪が基準を超えているかどうか厳密には分からない。腹囲が85センチ以上の人でも腹筋が多く、実際は内臓脂肪が少ない人もいる。また、「身長180センチの人と160センチの人で、腹囲の基準が同じいいのか」と疑問視する考えもある。

 そこで、自分の体脂肪の質や量を正確に知りたいという人にお勧めなのが、内臓脂肪CT検査「ファットスキャン」だ。大阪大学の監修・検証により開発された専用ソフトを使って計測する。全国800以上の医療機関で導入されている。

 2009年から人間ドックのオプションとして導入している板橋中央総合病院(東京都板橋区)・健診科の堀場伸郎医師が説明する。

 「検査自体は通常の腹部CTと同じ手順で、おヘソの位置の断層画像を2スライス撮影するだけなのですぐ終わります。その画像がパソコンに送られ、ソフトによって1分以内に高速処理されます。ですから検査当日に医師からの結果説明を受けられ、検査報告書のリポートもお渡しすることができます」

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