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【ぴいぷる】茂木健一郎「脳科学者が小説を書いたって“ええじゃないか”」 でも…どうしたら売れるんでしょう? (2/3ページ)

 中年男2人が、同級生だった男の自宅で開かれるパーティーに招かれたが、その結末で不思議なことが起きる。それらを描く物語は実験的と言えるかもしれない。エンタメでもなく純文学でもなく…。

 「その純文学とかエンターテインメントとかの分類ってやめた方がいいと思ってるんです。日本には芥川賞、直木賞もあって、役割は果たしているけど、国際的インパクトを与えられないでいる感じがするんです。イギリスのブッカー賞はとても自由だし。日本にもブッカー賞みたいなものがあればいいんですけど」

 ■意外とアンチエージング

 世界文学を好む読書家でもあり、日本の小説界にも注文はある。さらに、脳科学者が小説を書くことに違和感を覚える人もいるらしい。

 「いまはこれまでの枠組みがなくなってきている時代です。だから日本を良い方向に向けるには、幕末にあったような“ええじゃないか”騒動みたいに、なにをやっても“ええじゃないか”なんです。脳科学者が小説を書いても“ええじゃないか”。だから夕刊フジの読者にも呼びかけたいですよ。おっさんが集まって音楽のアルバムを作ったって良いし、小説を書いても良い。小説を書くのは意外とアンチエージングになってる気がします。この2作を書くだけで脳がかなり成長しましたよ」

 50半ばの“頭脳”がさらに成長とは-。

 「でも、今回、小説の書き方が分かったというのが大きかったですね。本作で初めて純然たるフィクションを書いた感じがするんです。あ、書けるなって感じがしました。小説の構想で、無意識にこういうことが書きたいんだと思っていることが、ストーリーに落とし込めているかどうかが鍵です。無意識との対話というか。今、小説見習い修行中という感じがしますね。これは科学者が論文を書くのと全く違う世界で面白い」

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