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【安達純子 健康寿命UP術】「70歳以降も働く」ために50~60代からの血管管理 (1/2ページ)

 70歳を過ぎても元気で活動的な日々を過ごす人が増えてきた。政府が「70歳雇用延長」を促進するなか、否応なく仕事を続けなければいけない時代も迫っている。病気やケガで要介護状態になりたくないのは、万人の願いだろう。そのポイントとなるのが、50代から60代の健康管理だ。

 「人間ドックの検査を長年受け、糖尿病などでかかりつけ医にかかっていると、それだけで健康管理は十分と安心してしまう方がいます。しかし、健康を維持するにはご自身の努力と知識がより重要。その意識を50代や60代で高めると、70代以降の健康維持につながると感じます」

 こう話すのは、医師会認定健康スポーツ医で「ヘルス・マネジメント・クリニック」(東京都中央区)の行松伸成院長。東海大学医学部基盤診療系健康管理学に所属し、同大付属病院の人間ドックの面談を兼務して数多くの患者の健康管理についての研究も進めている。

 「人間ドックで、がんなどの病気がないとわかり、血糖値などの数値が安定していると、健康と誰もが思いますよね。しかし、体内では加齢が進み、10年先、20年先の体に影響を及ぼすのです。そのカギを握るのが血管の老化です」

 薬の服用で高血糖、高血圧、悪玉コレステロールがコントロールされていても、偏った食事内容や、強度の低い身体活動を続けていると、気づかぬ間に血管の老化が進む。柔軟性を失う動脈硬化が促進されるという。

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