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【どこまで分かる その検査】鼻が悪いと頭も悪く!? 鼻づまりを客観的に測定する「鼻腔通気度検査」 (1/2ページ)

 鼻づまり(鼻閉)があると睡眠を妨げたり、無呼吸やいびきの原因になる。また、口呼吸になると、かぜなどの感染症にもかかりやすくなる。しかし、鼻閉感は個人差が大きい。本当は鼻の通り=鼻腔(びくう)通気性=が悪くなくても、鼻づまりを感じる人もいる。

 鼻腔は複雑な構造をしているため、自覚症状や鼻鏡検査だけでは実際の鼻の通りがどの程度なのか判断するのが難しい。そこで用いられるのが「鼻腔通気度検査」。客観的に鼻の空気の通りを測定することができる。どんな仕組みで測るのか。東京逓信病院・耳鼻咽喉科の八木昌人部長が説明する。

 「この検査は機器を使って鼻腔抵抗の程度を測定します。電気回路のオームの法則を適応して、鼻呼吸した前鼻孔(鼻の入り口)と後鼻孔(鼻の一番奥)との『気圧差』と、鼻腔を流れる『気流量』を調べることで算出されます」

 具体的には、マスク型をしたセンサーのついた機器を鼻と口を覆うように当てる。このとき片側の鼻穴には栓をする。そして口をしっかり閉じて、鼻で呼吸を数回する。すると検査器のモニターのグラフにS字状の曲線が表示される。これを左右の鼻で行う。きちんと鼻呼吸ができれば10分以内には終了する。

 検査結果はすぐにプリントアウトでき、グラフと数値で示される。グラフに描かれたS字状の曲線は何を意味するのか。

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