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【安達純子 健康寿命UP術】“冬太り”を解消したい…「減量食」の落とし穴 (1/2ページ)

 鍋料理や宴会が多かった冬の季節を通じて体重が増えてしまった方。少々、ふだんの食事量を控えたぐらいでは、なかなかもとに戻らないのではないだろうか。駅や会社の階段の上り下りなどを実践しても、すぐに体重は減らない。その落とし穴はどこにあるのか。

 「体重が増えるのは、食べる量を代謝によって消費しきれず、中性脂肪がたまることが原因です。運動習慣を心掛け、食事の量を減らせば体重は自然に減りますが、食べる食材の選び方に問題がある方がいるのです」

 こう指摘するのは、ヘルス・マネジメント・クリニック(東京都中央区)の行松伸成院長。医師会認定健康スポーツ医であり、東海大学医学部基盤診療系健康管理学に所属し、予防医学の研究も行う。

 減量では、ご飯などの炭水化物の量を控えるのが一般的な方法だ。ご飯や麺類、パン類は、体内で吸収分解されて糖質になる。それがエネルギーとして使用されずに余ると、中性脂肪として体に蓄えられて体重増加の後押しをするからだ。

 炭水化物の量は、自分では控えているつもりでも、実際にはそうなっていないことが多く見られる。たとえば、こんな例だ。朝食でパン類を控えて牛乳やヨーグルト、あるいは、フルーツジュースで済ませ、昼食では、ご飯の量を半分にしてポテトサラダを食べる。夜は、焼き魚とカボチャの煮つけを肴に、中ビンビール1本に“抑えた”つもり。問題点はいくつもある。

 「朝食から見ていくと、牛乳やヨーグルト、フルーツジュースにも炭水化物は含まれます。炭水化物を減らすなら、茶碗に半分のご飯、湯豆腐や納豆、生野菜といったメニューの方がよいのです。小魚を添えれば、カルシウム補給にも役立ちます」

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