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【どこまで分かる その検査】“かむ力”をチェックする「グルコセンサー」 そしゃく機能低下は全身の健康に影響 (1/2ページ)

 ものを食べる能力が低下する「口腔機能低下症」。昨年、保険の新しい病名として認められた。7項目の口の中の状態や働きを検査して、3項目以上が該当すれば診断される。その項目の1つである「そしゃく機能(かむ力)」を調べる検査キットが「グルコセンサーGS-II」だ。

 虫歯や歯周病などで奥歯のかむ力が低下すると、食べやすい食品(炭水化物)でカロリーは十分取れても、かみ応えのある野菜類や肉類などに含まれる栄養素が不足する。そのため血糖値を上昇させたり、肥満になりやすい「糖質偏重食」と呼ばれる食習慣におちいりやすくなるのだ。

 では、そしゃく機能をどのような方法で調べるのか。歯科医院「ワイズデンタルキュア」(東京・目白)の三井祐一郎院長が説明する。

 「グルコセンサーを用いた検査では、グルコース(ブドウ糖)を含んだ検査用のグミをかんでもらい、水と一緒に吐き出します。その吐き出した水に、ブドウ糖がどれだけ溶け出しているかを測定器で調べるのです。ブドウ糖の濃度が高ければよくかめている。低ければあまりかめていないとなります」

 手順はこうだ。まず、コップに水を入れて用意。そしてグミを口に含み、かみやすい方の奥歯で20秒間そしゃくする。このとき注意するのは、かんでいる間に唾液を飲み込まないこと。そしゃくが終わったら、コップの水を口に含み軽くゆすぎ、グミと水、唾液を濾過(ろか)メッシュの上からコップに吐き出す。

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