記事詳細

急性心筋梗塞、長時間労働の50代は2.6倍! 専門家「前兆なく、人間ドックでも分からない」 (1/2ページ)

 中年サラリーマンにとって身につまされる調査だ…。1日11時間以上働く中年男性は、7~9時間の標準的な勤務時間の人に比べて急性心筋梗塞を発症するリスクが1・6倍になるとする大規模調査結果を、国立がん研究センターや大阪大のチームが発表した。特に会社員や50歳以上の人が長時間労働の影響が出やすいという。専門家は「前兆がなく、人間ドックを受けても分からない」とその怖さを指摘する。

 長時間労働と急性心筋梗塞の関係を指摘した日本での本格的な調査は初めて。大阪大の磯博康教授(公衆衛生学)は「長時間労働が健康に影響することが裏付けられた。会社員は仕事の裁量権がないことでストレスがたまりやすいのではないか」と話している。

 チームは1993年に40~59歳だった男性約1万5000人の生活習慣や健康状態を約20年間追跡調査。212人が急性心筋梗塞を発症した。

 リスクを高めるとされる喫煙習慣や睡眠時間などの要因で差が出ないように調整し、勤務時間との関係を分析すると、1日11時間以上の長時間労働グループが急性心筋梗塞になるリスクは、標準的なグループに比べて1・6倍となった。

関連ニュース