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【安達純子 健康寿命UP術】ストレス解消の一助に「香り」 コーヒーやアロマでリラックス (1/2ページ)

 仕事が多忙な時期や、親の介護に追われるなど過度なストレスにさらされていると、心身とも体調を崩しやすい。帰宅後のストレス発散も容易なことではないだろう。なにかよい方法ないのか。

 「香りを活用するとよいと思います。嗅覚は、危険な臭いを嗅ぎ分けてすぐに逃げるなど、瞬時に思考や行動に作用します。香りによるリラックスはストレス発散につながり、集中力を高めることもできます」

 こう話すのは、ストレスと病気に詳しいNPO法人日本ブレインヘルス協会の古賀良彦理事長(杏林大学名誉教授)。香りが脳や体に及ぼす影響について、長年さまざまな研究を行っている。そのひとつとして、過去に行ったコーヒーの研究がある。

 いろいろな種類のコーヒー豆から6種類を選び、被験者に数十秒ずつ香りを嗅いでもらって、そのときの脳波を調べた研究だ。すると、「グァテマラ」と「ブルーマウンテン」で脳のα波が最も多く出現。一方、「ブラジルサントス」「マンデリン」「ハワイ・コナ」は、P300という脳波が他の豆よりも早く発現した。

 「α波は、リラックスしたときに多く発生する脳波です。P300は、情報処理能力といった集中力を高めるときに現れます。コーヒー豆の異なる香りによって、リラックスしたり、集中力を高めることが期待できるのです」

 仕事に集中するときには「ブラジルサントス」などのコーヒーを香りも味わいながら飲み、午後に疲れを感じたときには「グァテマラ」で一息。すると、気持ちがリラックスしてストレス発散の一助になるそうだ。

 ただし、夕方にコーヒーを飲むと、カフェインで夜の眠りを妨げられることもある。コーヒーで心を落ち着けるのは午後3時頃までと心得よう。

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