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【松浦達也 肉道場入門!】いつまでもあると思うな名店の灯 あの「しゅうまい」はもう食べられない… 東京・小伝馬町「HALE WILLOWS」 (2/2ページ)

 佇まいと言えば、小皿にちょんと乗せられた和辛子の器量も実に風情があった。

 時間ができたら訪れようと思っていたが、悠長に構えていたら、機会を失ってしまった。

 いまできるのはいつかの再会を祈ることくらい。

 2020年の東京五輪を目前に控え、各所で進む開発。今年はのれんを畳む店も多い。

 失ってからでは遅い。そんな当たり前のことを痛感させられた春の日だった。

 ■松浦達也(まつうら・たつや) 編集者/ライター。レシピから外食まで肉事情に詳しく、専門誌での執筆やテレビなどで活躍。「東京最高のレストラン」(ぴあ刊)審査員。

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