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【江口まゆみ 酔っぱライターのお酒見聞録】女子ウケする華やかな香り 花見におすすめするとっておきのお酒

 待ちに待ったお花見シーズンの到来だ。こんな時、酒好きなら気の利いた酒の一つや二つ持参して、みんなをあっと言わせたいもの。そこでこっそり、酔っぱライターとっておきのお酒を伝授することにしよう。

 まず乾杯のビールには、サントリーの〔1〕ザ・プレミアムモルツを推したい。お目当ては、今なら12缶買うとついてくる、新型の神泡サーバーだ。これを缶に装着してグラスに注ぐと、秒速4万回振動する超音波が、クリーミーな泡を作ってくれる。これで、お店のような旨い生ビールが、屋外でも楽しめるというわけだ。

 女子の中には、「乾杯はビールじゃなくて、スパークリングワイン」という人もいるだろう。それなら、開催間近のラグビーW杯公式ワインが面白い。〔2〕コード・ルージュは、クレマン・ド・リムーというフランスAOCのスパークリングワインだから、品質は折り紙つき。真っ赤なボトルにラグビーボールをあしらったエチケット(=ワインのラベル)もオシャレだ。

 さて日本酒も、女子ウケするかわいいのをひとつ。奈良・春日大社の御神酒をつくっている春鹿が、八重桜から分離した花酵母で醸した酒、その名も〔3〕奈良の八重桜がある。甘酸っぱい味わいと、華やかな香りは、まさに春爛漫。アルコール度数はやや低めなので、日本酒初心者でも飲みやすい。

 もう少し飲み応えを求めるなら、菊盛(茨城県那珂市)の〔4〕春一輪だ。春の霞を思わせるような薄にごりで、しぼりたての酒を、酵母が生きた状態でそのまま瓶詰めしている。瓶内二次発酵により生まれた炭酸ガスが、シュワッと爽やかで、春の宴にぴったりだ。

 忘れてはいけないのが、器。ワインはもちろん、日本酒もワイングラスが合う酒質なので、ぜひグラスを用意しよう。私がよく使うのは、プラスチック製の組み立て式足つきグラス。これだけで、酒がぐっと美味くなる。アウトドアでも器に手を抜かなければ、立派なお花見上級者だ。

 ■江口まゆみ 酔っぱライター。世界中の知られざる地酒を飲み歩き、国内でも日本酒、焼酎、ビール、ワイン、ウイスキーのつくり手を訪ねる旅を続ける。大人気のラブコメ漫画『酒と恋には酔って然るべき』(秋田書店)の原案を担当。

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