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【ドクター和のニッポン臨終図巻】横綱・双羽黒、体格と才能に恵まれた天才が腎臓病患い… (1/2ページ)

★横綱・双羽黒

 ご縁あって先月、大相撲大阪場所の千秋楽の後、千賀ノ浦部屋の祝賀パーティーに伺いました。

 そう、貴景勝が栃ノ心戦に勝って10勝を決め、大関昇進を確定させたあの日です。貴景勝関は、五月人形のようにつるんと可愛い顔を紅潮させて会場に現れました。握手をしましたが、手も決して大きくはなく、テレビで見るより小柄な印象。身長も私とそうは変わらない175センチとのこと。平成ただ一人の170センチ台の大関です。白鵬は192センチ、栃ノ心は191センチ、逸ノ城は191センチ…実に15センチ以上の身長差。よくぞ互角に戦えるものだとますます新大関を応援したくなりました。

 高身長力士と言えば、199センチあった横綱・双羽黒こと北尾光司さんを思い出します。22歳で一度も優勝をせぬまま、横綱に昇進。しかし24歳のときにちゃんこの味付けがきっかけで親方と口論になり部屋から逃走、前代未聞の廃業劇となりました。その後プロレスに転身するも、トラブル続き。体格と才能に恵まれ、若い頃より天才と言われ続けた自分を持て余しているような青臭さを感じる人でした。98年、レスラーを引退。

 2月10日に、千葉県内の病院で死去しました。享年55。死因は慢性心不全。詳細は報道されていませんが、腎臓病を患い、2013年から闘病生活を送っていたようです。

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