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【ベストセラー健康法】がんと向き合い生きるために “奈落の底”から這い上がる方法 (1/2ページ)

 新たに「がん」と診断される患者は、2018年時で年間101万人(推計)。2人に1人ががんになる時代。診断後の患者や家族は、どんな心持ちで過ごすのか。「患者の心」に寄り添うこの本をお勧めする。

 名著『がんを生きる』から10年-。告知後の患者と家族を応援する腫瘍内科医の最新刊が話題だ。2万人の患者を導いてきた都立駒込病院名誉院長の佐々木常雄医師による『がんと向き合い生きていく』(セブン&アイ出版)。編集担当の沢田浩氏が、本書を企画したきっかけを語る。

 「がんと診断されてからの患者さんの心は、生と死の間で常に揺れ動くそうです。でも、絶対にあきらめないでほしいというのが著者の本心です。医療は日進月歩。生きていればこそ、新しい治療法も出てくるかもしれない。だから著者は、もっともっと生きてほしいと応援し続けるのです」

 がんと診断されると絶望的な気持ちになる人は多いだろう。だが、日本人の死因で、がんは約30%にすぎない。事実、たくさんの人ががんを克服しており、「ステージ4」で転移があっても、治った人、長く生きられる人は少なくない。

 では、がんと診断されたときに、まずどうすれば良いか。佐々木医師は以下の方法を勧める。

 〔1〕不安な気持ちを誰かに話す 家族でもかかりつけ医でも誰でも良い。思いを外に出しただけで楽になる。病院の相談室や相談支援センターを利用する手も。

 〔2〕セカンドオピニオンを受ける 納得いく治療を受けるために、別の病院でセカンドオピニオンを聞くのも大切。日を改めて、家族とともに医師の説明をしっかり聞くこと。正確な病名、進み具合、転移の有無や転移している場合はその度合いなど、聞きたいことを事前にメモしておくとスムーズ。

 〔3〕治療に不安があれば、担当医に聞く その病院における自分のがんのステージの5年生存率や手術のリスクなど、最近の治療成績について聞く。「クリニカルインディケーター」(臨床指標)をHPで公表している病院もある。

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