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初期段階の大腸がん、腸内細菌に目印 大阪大など発見 検査法開発へ (2/2ページ)

 大阪大の谷内田真一教授は「高リスクの人は、内視鏡で異変が見えなくても、肉食を控えるなどして腸内環境を整えると発症が予防できるのではないか」と話す。

 今後、便を採取して、そこに含まれる細菌を調べる検査キットの開発につなげる考え。リスクが高いとされた人は内視鏡で腸内を見て、がんの前段階のポリープや初期のがんがあれば、取り除くなどの対処が可能になりそうだ。

 山野医療専門学校副校長で医学博士の中原英臣氏は「大腸の環境は細菌の量や種類によって変化する。大腸がんの検診や診断に利用するには、まだ少し時間がかかると思うが、がんの目印になる細菌が分かれば、スクリーニング検査や予防につながるかもしれない。腸内環境を整えるのはがんだけではなく、便秘などの予防にもなる」。検査キットの早期開発が望まれる。

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