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【江口まゆみ 酔っぱライターのお酒見聞録】1日425トンの芋を使った熟練の仕込み! 宮崎県「霧島酒造」 (2/2ページ)

 芋焼酎の仕込み時期は、通常、芋が収穫できる8~12月だが、霧島酒造では、この時期に芋蒸しまでやってしまい、あとは瞬間冷凍をした蒸し芋を使い、年間通じて仕込んでいる。

 芋焼酎は、米麹を仕込む1次仕込みと、1次もろみに芋を加えて発酵させる2次仕込みに分かれているが、1次仕込みに使う米も国産にこだわっている。米は全国から集められているので、産地によって浸漬や蒸しを変え、均一な麹米をつくるよう、工夫を凝らしている。

 良い水と芋と米で、真面目につくった芋焼酎霧島だが、かつてはシェアで他社の後塵(こうじん)を拝していた。それをナンバーワンに押し上げた立役者が、黒麹を使った黒霧島だ。

 ■江口まゆみ 酔っぱライター。世界中の知られざる地酒を飲み歩き、国内でも日本酒、焼酎、ビール、ワイン、ウイスキーのつくり手を訪ねる旅を続ける。大人気のラブコメ漫画『酒と恋には酔って然るべき』(秋田書店)の原案を担当。

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