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【コワイ病気が潜む「頻尿」の正しい対処法】「前立腺肥大症検査」で前立腺がんの早期発見も! 頻尿の目安「トイレ1日8回以上、夜間2回以上」 (1/2ページ)

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 「トイレに行ったばかりなのに、また行きたい」。そんな頻尿は加齢とともに起こりやすくなる。だが、単に年のせいと思っていると、怖い病気が潜んでいることもある。頻尿の正しい知識と対処法について5回にわたって専門医に聞く。

 頻尿の目安は、「トイレ回数1日8回以上、夜間2回以上」。男性の頻尿は、前立腺肥大症に伴う過活動膀胱(ぼうこう)が原因のことが多い。前立腺は膀胱の下の尿道を取り囲むように位置するため、前立腺肥大症になると尿道が圧迫されて残尿しやすくなる。結果として膀胱の動きが異常になり、トイレに行ったばかりでも「我慢できない尿意」(尿意切迫感)を伴う過活動膀胱につながる。

 すでに前立腺肥大症と診断されている人はもとより、そうでない人でも頻尿が続くと「前立腺肥大症かな」と思うのが一般的だが、自己判断は禁物だ。

 「注意しなければいけないのは、前立腺がんです。前立腺肥大症は、50歳で約5割の人、80代でほぼ全員といわれます。前立腺がんも加齢とともになりやすいので、前立腺肥大症と一緒に前立腺がんを併発していることもあるのです」

 こう話すのは、日本大学医学部泌尿器科学系の高橋悟主任教授。数多くの排尿障害の診断・治療を手掛け、泌尿器疾患の治療ガイドラインの策定などにも携わる。

 前立腺がんは、早期段階では無症状で頻尿とは無関係。男性の頻尿は前立腺肥大症の症状であることが圧倒的に多い。頻尿で前立腺肥大症の検査を受けて前立腺がんが見つかる、あるいは、前立腺がんの腫瘍マーカー・PSA(前立腺特異抗原)検査で早期がんが見つかることがある。

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