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【おやじ酒場】落語好き店主の料理は“真打ちの味” 呑み喰いれすとらん「一番太鼓」 東京メトロ銀座線・稲荷町駅 (1/2ページ)

 稲荷町にたたずむ下谷稲荷は初めて寄席が行われた由縁の地。このあたりは、上野鈴本演芸場と浅草演芸ホールの中間地点でもあり、公演の始まりを告げる「一番太鼓」は大入りへの景気づけ。寄席発祥の地で“ドンドンドンと来い”と威勢よく打ち鳴らす大太鼓が聞こえてきそうな河岸をみつけた。

 稲荷町駅3番出入口を出ると、浅草通りと清洲橋通りの交差点。浅草方面に向かって横断歩道を渡るとすぐ、和風の店構えに墨文字で書かれた「一番太鼓」の看板。店の中は噺家のポスターや「一番太鼓」を描いた紙切りの作品が飾られ、千社札もペタペタ。店主の福永一郎さんの落語好きがにじみ出ている。大小のテーブルが並び14席。小上がりもあり、ここを高座にして「稲荷町駅前寄席」や二つ目の「勉強会」が時々開かれる。

 厨房(ちゅうぼう)を囲むカウンター席で「生ビール」(530円)をお願い。スタッフの嶋田聖弓さんがやさしい笑顔で「どうぞ」。さあ乾杯!

 福永さんは有名ホテルのレストランや、料理の鉄人・陳建一さん経営の直営店で腕をふるい、6年前にこの店を構えた。「居酒屋ですが『れすとらん』とうたっているのは、お客さまにお食事を召し上がりながら楽しいひと時を過ごしていただきたいと願い、あえて『居酒屋』の文字を外させていただきました」

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