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【おやじ酒場】ここでしか食べられない「柚子胡椒鯛のあて巻き」 JR山手線大塚駅・大塚のれん街「魚寿司」 (1/2ページ)

 池袋とおばあちゃんの原宿・巣鴨に挟まれた大塚。駅前は再開発が進むもチンチンと都電荒川線が路面を走り、昭和の風情が溶け合う。かつて花街を抱えた三業地として栄え、いまも面影を残しているカオスな街でこよいも酒徒が集う。

 JRの改札を出て天祖神社の鳥居を背に北口へ。ロータリーから都電が走る線路に向かって足を向けると、踏切の先には提灯の列がきらびやかに店を照らし「つまんで飲める酒場な寿司屋」の看板に吸い寄せられた。

 道路に面したカウンターは16席。かかしの縫いぐるみも腰を掛け、板場を囲んでいる。2階はテーブル席で30人近くは入れそう。かかしの隣に陣取って生ビール(中480円)をグイッ。箸立てから箸を取り出すと箸袋は「お味くじ」で、開いてみると「大吉」。「超大吉」が出ると、次回来店でドリンク1杯無料になるという。

 お品書きをのぞいていると、大将の三宅健太郎さんが「ツマミには『あて寿司』はいかがでしょうか」と助け舟。あて寿司は「アゴ出汁山葵稲荷」(390円)といった遊び心にあふれていて「柚子胡椒鯛のあて巻き」(490円)をお願い。ピリッとした味とさっぱりした鯛のハーモニー。ここでしか食べられません。揚げ物の「蒲鉾唐揚げ雲丹ソース」(430円)もいただきましょう。

 この店は戦後間もない頃に建てられた店舗兼住居を昭和の雰囲気を残しつつリノベーション、昨年5月に開店。東京大塚のれん街の一角にあり、ほかの10店舗も古民家を改装した。

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